体のホルモンバランスについて
ホルモンは「免疫」、「代謝」、「体の調節」のために必要不可欠な物質です。 私たちのカラダの中では日々さまざまな変化が起こっており、加齢などに伴い、ホルモンバランスが崩れたり、その量も減少していく傾向にあります。
ホルモンバランスの崩れや減少は、「血糖値異常」、「血圧異常」のような症状を引き起こします。 よって、私たちは健康を維持するため、なるべくホルモン状態を若く保つことが重要です。
そして体内では50種類以上のホルモンが、うまく働き、生命を維持しています。その中で特にIGF-ⅠとDHEA-sなどの成長ホルモンは、加齢による減少が著しい事が知られています。
当院ではホルモン年齢ドックを行っており、年齢に応じた必要なホルモンバランスを測定できます。ホルモンバランスの乱れを知り、改善することで体調不良や老化などの予防にお役立て頂けます。
測定するホルモンは、加齢により減少することが知られる項目を中心に、IGF-I、DHEA-s、コルチゾール、DHEA-s/コルチゾール比の4つの指標を測定しております。
IGF-Iは人体にとって重要なホルモンの1つで、新陳代謝を司る成長ホルモンです。老化を防止し、若さを保つために重要な働きを持ちます。
DHEA-sは免疫力を高め、ストレスホルモンに対抗し細胞を守る作用があるホルモンです。副腎で作られる全てのホルモンの源と言われており、加齢と共に減少します。
コルチゾールは別名ストレスホルモンと呼ばれ、ストレス時に分泌されストレスと対抗する力の源になります。その他、抗炎症作用などからだにとって大切な働きをしています。
DHEA-s/コルチゾール比はストレスの指標として注目されており、うつ病の患者では コルチゾールが高く、DHEA-sが低い傾向があるためその比率が重要なのではないかと考えられています。
ホルモン年齢ドックは健康診断などの簡単な採血で測定できます。そして採取した血液中のホルモン成分量から推定される、ホルモン年齢と現在のストレスの状態を報告致します。また、ホルモンについての詳しい解説とホルモンバランスを改善するためのヒントやアドバイスを記載しております。ご興味ある方は是非一度当院にご連絡ください。
青山メディカルクリニック 松澤 宗範
プロフィール

- 青山メディカルクリニック 院長
- 近畿大学医学部卒業。慶應義塾大学病院形成外科入局し、佐野厚生総合病院形成外科へ。その後、横浜市立市民病院形成外科として務める。埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科を経て、銀座美容外科クリニック新宿院院長として従事する。その後、青山メディカルクリニック開設し、今に至る。
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