当院では、これまで実施してきた臍帯由来上清液によるエクソソーム療法に加え、COPD(慢性閉塞性肺疾患・肺気腫)に対する新たな治療法として、
**「臍帯血由来エクソソーム治療」**を導入いたしました。
◆ エクソソーム療法とは
エクソソームは、細胞から分泌される非常に小さな物質で、体内で炎症を抑えたり、傷ついた組織を修復したりする働きが期待されています。
◆ 科学的な根拠
国際的な研究では、COPDモデルのラットにヒト臍帯血由来のエクソソームを投与した結果、以下の効果が確認されました。
肺の炎症や組織破壊(肺気腫)の進行を抑制
気管支や血管周囲の炎症が軽減
肺胞の構造破壊の改善
組織再生や炎症抑制に関わる遺伝子発現の改善
参考文献
「ヒト臍帯血由来間葉系幹細胞エクソソームによるCOPDモデル動物での抗炎症・組織修復効果」
(Stem Cell Research & Therapy, 2021)
◆ 治療に関するご注意
本治療は、厚生労働省の指針に基づき、厳正な管理体制のもと自由診療で実施しています。
※効果や安全性については、個人差があり、まだ研究が進められている段階です。
◆ ご相談・ご予約について
ご興味のある方は、お気軽に医師・スタッフまでお声がけください。問診時にも詳しくご説明させていただきます。