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【医師解説】がんについて・非常に怖いストレスの影響

ブログ 松澤宗範医師

免疫の敵は細菌やウイルスなどの病原体だけではなく、ストレスも強敵です。

自律神経は、生命活動に関わる全身の機能を自動的に調整してくれている神経です。
ストレスは、自律神経のバランスを崩して免疫力を低下させ、さまざまな病気を引き起こす要因になります。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、両者は常にバランスを取っています。

交感神経は体を活発に動かす方向に働き、副交感神経は体を休ませる方向に働きます。

ストレス社会といわれる現代は、夜中まで仕事をしたり、交感神経が優位な状態になりがちで、本来は副交感神経が優位になる時間帯にもかかわらず、交感神経が優位のままで緊張状態が続きます。

緊張状態になると、アドレナリンやノルアドレナリンという物質が大量に分泌されます。

これらのホルモンは心拍数を上げて血管を収縮させます。興奮状態を起こす物質で、怒りのホルモンというわけです。ストレスによって緊張状態が続くと、血管が収縮し血流が悪くなります。これによって、免疫細胞の循環が悪くなり、免疫力の低下を招きます。

また、ストレスで交感神経が優位になると、それを鎮めるために副腎皮質からコルチゾールというホルモンが分泌されます。すると、NK細胞とコルチゾールが結合し、NK細胞の働きが阻害されてしまいます。

自律神経のバランスを整えて免疫機能を維持するうえで、いかにストレスがかかりすぎない環境にするかが重要になってきます。

青山メディカルクリニック 松澤 宗範

参考文献:

・南野昌信 : ヤクルト本社中央研究所トピックス2 経口免疫寛容と腸内細菌叢アレルギー

56, 549-556, 2007

・坂口志文 : 制御性T細胞による新しい免疫制御法の開発免疫難病・感染症等の先進医療技術

・Gozdz J. Holbreich M. Metwali N, et al.:Amish and Hutterite Environmental Farm Products Have

Opposite Effects on Experimental Models of Asthma.Ann Am Thorac Soc.2016; 13 Suppl 1: 599

・伊東信久:がんと闘うN K T細胞標的治療

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