目 次
はじめに
夏になると「風邪をひいたみたい」と感じる方が増えます。
しかし冬の風邪とは異なり、夏特有のウイルスによる感染が多く、症状や治療のポイントも異なる のが特徴です。
看護師として患者様を支援してきた経験からも、「ただの風邪」と思って放置すると重症化したり、長引いたりするケースをよく見てきました。
本記事では、夏風邪と普通の風邪の違いを正しく理解し、セルフケアや受診の目安を知ること を目的に解説します。
夏風邪と普通の風邪の違い
主な原因ウイルス
冬の風邪：ライノウイルス、コロナウイルスなど
夏の風邪：アデノウイルス、エンテロウイルスなど
主な症状の違い
冬の風邪：鼻水・くしゃみ・咳が中心
夏風邪：喉の痛み、発熱、下痢・腹痛を伴うことが多い
感染の広がり方
冬：飛沫感染が中心（咳やくしゃみから感染）
夏：接触感染やプールなど水を介して感染しやすい
夏風邪の代表的な疾患
咽頭結膜熱（プール熱）
アデノウイルスが原因
高熱・喉の痛み・目の充血が特徴
学校感染症に指定されている
手足口病
エンテロウイルスが原因
手足や口の中に発疹や水ぶくれ
子どもに多いが大人も感染する
ヘルパンギーナ
高熱と喉の奥の小さな水ぶくれ
強い喉の痛みで食欲不振に
夏風邪のセルフケア
水分補給
発熱や下痢で水分・塩分が失われやすい
経口補水液やスープで補う
栄養と休養
消化にやさしい食事（おかゆ、うどん）
無理をせず十分な睡眠をとる
室内環境を整える
エアコンは冷やしすぎず、除湿も活用
体を冷やしすぎると免疫が下がるので注意
受診が必要なサイン
38℃以上の発熱が続く
強い喉の痛みで水分がとれない
下痢や嘔吐で脱水が心配
乳幼児や高齢者で体調が急変した場合
👉 こうした場合は早めに医療機関を受診してください。
夏風邪を防ぐための予防策
手洗い・うがいをこまめに
プール後は目や体をしっかり洗う
タオルや食器の共有を避ける
規則正しい生活で免疫力を高める
👉 夏風邪は「ただの風邪」とは違い、正しい対応が必要です。
青山メディカルクリニックでは、夏風邪や体調不良に関するご相談を承っています。
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まとめ
夏風邪は冬の風邪とは原因ウイルスも症状も異なります。
夏風邪は喉の痛み・下痢・発熱が多い
水分・栄養・休養をしっかりとることが大切
重症化のサインがあれば受診が必要
正しい理解とセルフケアで、夏を元気に過ごしましょう。
👉 「ただの風邪だと思っていいのか不安」という方は、ぜひご相談ください。
青山メディカルクリニックが、安心できる医療サポートをご提供します。
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よくある質問（FAQ）
Q1. 夏風邪は大人もかかりますか？
A. はい。子どもに多いですが、大人も感染することがあります。
Q2. 夏風邪と新型コロナの違いは？
A. 症状が似ている場合もあるため、発熱や咽頭痛が続く場合は医療機関での検査が必要です。
Q3. 夏風邪はどのくらいで治りますか？
A. 軽症であれば3〜5日程度で改善しますが、無理をすると長引くことがあります。
Q4. 夏風邪の時に抗生物質は必要ですか？
A. 多くはウイルス性のため不要です。必要かどうかは医師が判断します。
Q5. 夏風邪と食中毒の違いは？
A. 食中毒は急な腹痛や嘔吐が特徴です。迷ったら医療機関に相談してください。
👉 夏の体調不良を早めに相談し、安心して過ごしましょう。
青山メディカルクリニックでは、患者様に寄り添った診療を行っています。
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引用・参考文献
厚生労働省「夏かぜ（咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナ）」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou19/index.html
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執筆：WEB看護師（医療現場の経験をもとに施術やケアをわかりやすく解説）
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