ビタミンの美肌効果~医療用医薬品としてもみとめられている効果とは〜 2024.09.18 WEB薬剤師 ブログ Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 目 次1 「ビタミン」についてどのぐらいご存じですか?2 ビタミンA3 ビタミンB3(ナイアシン・ニコチン酸アミド)4 ビタミンB5(パントシン酸)5 ビタミンB66 ビタミンB7(ビオチン)7 ビタミンC8 ビタミンE9 まとめ 「ビタミン」についてどのぐらいご存じですか? 「なんとなく体によさそう。」「なんとなく肌によさそう。」と、思われているかたも多いかと思います。ビタミンは、健康と美肌には必要不可欠な存在であり、その効果は医療用医薬品としても病気を治す効果が認められています。今回はそのビタミンについて説明していきたいと思います。 ビタミンA 肌のターンオーバー促進作用があります。脂溶性ビタミンであり、細胞を保護し肌に潤いを与えてくれます。薬として「角化性皮膚疾患」に使用され、皮膚の保護作用についての効果が認められています。 ビタミンB3(ナイアシン・ニコチン酸アミド) 皮膚や粘膜を健康的に維持してくれるビタミンであり、美肌効果があるビタミンの1つです。肌の皮脂のコントロールや、抗酸化作用、メラニン生成の抑制など肌には嬉しい効果がたくさんあります。薬として「口内炎、皮膚炎、口角炎」など皮膚の炎症に使用されています。 ビタミンB5(パントシン酸) エネルギー代謝に関わるビタミンで、脂質、糖、たんぱく質の代謝、ビタミンCの働きをサポートする役割もあります。コラーゲンを生成するビタミンCの働きをサポートすることで、美肌を維持することができます。紫外線から肌を保護してくれる働きもあります。薬として「急・慢性湿疹」などの皮膚のトラブルにも使用されています。 ビタミンB6 タンパク質の代謝を促進してくれ、健康的な肌、髪、爪、歯を形成してくれます。薬として「口角炎、口唇炎、舌炎、急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎」などの皮膚炎にも使用されています。 ビタミンB7(ビオチン) 皮膚の炎症を抑えてくれ、肌細胞の生成に大きく関わってくるビタミンです。コラーゲンの生成にも関わってきます。薬として「急・慢性湿疹,小児湿疹,接触皮膚炎,脂漏性湿疹,尋常性ざ瘡」といった皮膚トラブルにも使用されています。 ビタミンC ビタミンCはコラーゲンの生成、メラニン色素の生成を抑制し肌を整えてくれる効果があります。水様性で熱を加えてしまうと失われやすくビタミンCが豊富な野菜、果物でも調理の仕方で摂取できていないという可能性もあります。薬として「肌の色素沈着」で使用されており効果が認められています。 ビタミンE 血行を促進してくれるビタミンです。血行が促進されることで新陳代謝がよくなり肌に栄養がしっかりと届くため、美肌効果も期待できるビタミンです。血行を促進してくれることで肌のくすみなどにも効果が期待できます。薬として「末梢循環障害」に使用され血行を促進してくれる効果が認められています。 まとめ このようにビタミンは美肌を保つ上でとても大切です。医療用医薬品としての効果も認められています。毎日、バランスの良い食事が摂れていない、ビタミンが十分に摂れていない可能性がある人は、サプリメントやビタミン注射などでしっかりビタミンを補うことで美肌、健康を保つことができます。 Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 鮭は最強のアンチエイチング食材! 前の記事 実はいい事づくし!和食の美肌食 次の記事