nicotinamide adenine dinucleotide(NAD)は、細胞内エネルギー代謝で重要な役割を果たす古典的な補酵素として知られています。
NAD合成の低下、あるいはNAD消費・分解の充進に伴う臓器内 NAD量の減少が肥満、2型糖尿病、慢性腎臓病、アルツハイマー病に代表される種々の老化関連疾患の病因に深く関与することが示唆されています。
これらの発見によりNAD代謝を促進させる NAD中間代謝産物であるnicotinamide mononucleotide(NMN)とnicotinamide riboside(NR) に関する研究が世界中で展開されています。
参考文献:
Geriatric Medicine (0387-1088)59巻7号 Page693-698(2021.07)
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