『医師が解説』老化制御  ③ N M Nについて

ブログ 松澤宗範医師

ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)はビタミンB3から合成され, NADの前期体物質として重要です。NMN 投与により効率よくNAD合成が促進され、サーチュインが活性化されます。老化した多くの臓器でNAD 量が低下していることが判明し、NAD供給そのものが臓器機能維持に重要と考えられます。マウスの実験でNMN が糖尿病や神経疾患、脳疾患などに対して様々な健康効果・生物学的効果をもたらすことが判明しました。 NMN に関してもヒトに対して臨床試験がはじまっています。
参考文献:医学のあゆみVol.279 No.52021.10.30

関連記事

この記事へのコメントはありません。