今後の課題としては
なぜヒトにおいてNMNは筋肉のみで選択的にインスリン感受性を改善させるのか?
インスリン感受性と強く関連すると考えられている肝臓内脂肪量、血中アディポカイン濃度骨格筋ミトコンドリア機能はなぜ 影響を受けなかったのか?
などがあります。
全身性に多彩な代謝改善作用を発揮した動物モデルの結果と比べると、本臨床研究におけるNMNの効果は骨格筋に限定的であり、今後投与量や「投与期間の問題かどうかなど検討する必要があります。
参考文献:
Geriatric Medicine (0387-1088)59巻7号 Page693-698(2021.07)
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